JavaScriptの指数表記(e表記)の仕組みと活用例
先生と生徒の会話形式で理解しよう
生徒
「先生、JavaScriptでとても大きい数字やとても小さい数字を扱うとき、eって書いてあるのを見たことがあります。これは何ですか?」
先生
「それは指数表記、別名e表記と呼ばれる書き方です。とても大きな数や小さな数を簡単に表す方法で、'e'の後ろに書かれた数字は10の何乗かを意味します。」
生徒
「例えばどういうことですか?」
先生
「例えば1e3は1×10³、つまり1000です。0.001は1e-3と書けます。」
1. JavaScriptの指数表記とは?
JavaScriptの指数表記は、大きい数や小さい数を扱いやすくする表記法です。通常の数値表記だと桁数が多くなると読みにくくなるため、指数表記を使うと簡潔に表現できます。書き方は次の通りです:
1e3→ 1000(10の3乗)2.5e4→ 25000(2.5×10の4乗)1e-3→ 0.001(1×10の-3乗)
2. e表記の基本的な使い方
数値を直接代入して扱うことができます。非常に大きい数字や非常に小さい数字を扱うときに便利です。
// 大きな数
let largeNumber = 5e6; // 5000000
console.log(largeNumber);
// 小さな数
let smallNumber = 3.2e-4; // 0.00032
console.log(smallNumber);
5000000
0.00032
3. 計算における指数表記の利便性
指数表記は、普通の数値と同じように計算できます。加減乗除も問題なく使えます。
let a = 1e3; // 1000
let b = 2e2; // 200
let sum = a + b;
let product = a * b;
console.log(sum); // 1200
console.log(product); // 200000
1200
200000
このように指数表記で書いた数値でも、通常の数値と同じ演算が可能です。
4. 実務での活用例
金融計算、物理シミュレーション、科学技術計算など、非常に大きな数や小さな数を扱う場面で指数表記が便利です。
// 科学技術計算の例
let speedOfLight = 2.998e8; // 光速(m/s)
let planckConstant = 6.626e-34; // プランク定数(J*s)
console.log(speedOfLight);
console.log(planckConstant);
299800000
6.626e-34
このように、指数表記を使うと桁数の多い数値や小数点以下が極端に小さい数値もわかりやすくなります。
5. e表記を扱う際の注意点
- 桁数が多すぎる場合、JavaScriptの浮動小数点の誤差に注意が必要です。
- 負の指数を使う場合は、小数点以下が非常に小さい値になるので表示や計算結果に注意してください。
- 文字列として扱う場合は、数値型に変換して計算する必要があります。