カテゴリ: JavaScript 更新日: 2026/02/12

JavaScriptのイベント処理を効率化するベストプラクティス

JavaScriptのイベント処理を効率化するベストプラクティス
JavaScriptのイベント処理を効率化するベストプラクティス

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「JavaScriptでイベント処理を書いていると、コードが長くなったり動作が重くなることがあります。どうすれば効率よく書けますか?」

先生

「それにはいくつかのベストプラクティスがあります。イベント処理を効率化することで、コードが短くなり、ブラウザの負荷も減らせます。」

生徒

「具体的にどのような方法がありますか?」

先生

「代表的な方法として、イベントの委譲、複数関数の整理、不要なイベントリスナーの削除などがあります。それぞれ順番に見ていきましょう。」

1. イベントの委譲を活用する

1. イベントの委譲を活用する
1. イベントの委譲を活用する

イベント委譲とは、親要素にイベントを設定し、子要素のイベントをまとめて処理する方法です。これにより、複数の要素に個別でイベントを設定する必要がなくなり、効率的です。


const list = document.getElementById("itemList");

list.addEventListener("click", (event) => {
  if (event.target.tagName === "LI") {
    console.log("クリックされた項目:", event.target.textContent);
  }
});

上記では、リストの各項目に個別でクリックイベントを設定する必要がなく、親要素1つで処理できます。

2. 複数の関数を整理して呼び出す

2. 複数の関数を整理して呼び出す
2. 複数の関数を整理して呼び出す

イベント処理内で複数の処理を順番に実行する場合、関数をまとめて整理しておくとコードが見やすくなります。配列やラッパー関数を使うと便利です。


const button = document.getElementById("myButton");

function greet() { console.log("こんにちは!"); }
function showAlert() { alert("ボタンがクリックされました!"); }

const actions = [greet, showAlert];

button.addEventListener("click", () => {
  actions.forEach(fn => fn());
});

この方法なら、関数を追加したいときに配列に追加するだけで済むので、効率的です。

3. 不要なイベントリスナーは削除する

3. 不要なイベントリスナーは削除する
3. 不要なイベントリスナーは削除する

ページ内で一度しか使わないイベントや、条件によって不要になるイベントは、適宜削除することでメモリ消費を抑えられます。


function handleClick() {
  console.log("クリックされました");
  button.removeEventListener("click", handleClick);
}

const button = document.getElementById("myButton");
button.addEventListener("click", handleClick);

上記では、クリック後にイベントリスナーを削除しているので、無駄な処理が発生しません。

4. イベントの発火頻度を制御する

4. イベントの発火頻度を制御する
4. イベントの発火頻度を制御する

スクロールやリサイズなど、短時間で何度も発火するイベントでは、throttledebounceを使うことで、処理回数を制限して効率化できます。


function debounce(fn, delay) {
  let timer;
  return function() {
    clearTimeout(timer);
    timer = setTimeout(() => fn.apply(this, arguments), delay);
  }
}

window.addEventListener("resize", debounce(() => {
  console.log("ウィンドウサイズが変更されました");
}, 300));

これにより、連続でイベントが発生しても、指定した遅延時間ごとに処理され、ブラウザの負荷を減らせます。

5. 不要なグローバル変数を避ける

5. 不要なグローバル変数を避ける
5. 不要なグローバル変数を避ける

イベント処理内で使う変数は、できるだけ関数スコープ内に収めることで、メモリの無駄遣いを防ぎます。グローバル変数を増やすと、ブラウザのパフォーマンスに影響します。


button.addEventListener("click", () => {
  const message = "ボタンがクリックされました";
  console.log(message);
});

6. まとめると

6. まとめると
6. まとめると

JavaScriptのイベント処理を効率化するベストプラクティスは以下です。

  • イベント委譲を活用して親要素でまとめて処理する
  • 複数関数は整理して配列やラッパー関数で呼ぶ
  • 不要なイベントリスナーは削除する
  • 発火頻度の高いイベントはthrottleやdebounceで制御する
  • グローバル変数を減らしてメモリ消費を抑える

これらの方法を取り入れることで、効率的で読みやすく、パフォーマンスの高いJavaScriptコードを書くことができます。

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