カテゴリ: TypeScript 更新日: 2026/01/24

TypeScriptでコメントを書く正しい書き方と使い分け【初心者向けにやさしく解説】

TypeScriptでコメントを書く正しい書き方と使い分け
TypeScriptでコメントを書く正しい書き方と使い分け

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「TypeScriptのコードにメモを残したいときって、どうすればいいんですか?」

先生

「TypeScriptではコメントという機能を使って、コードに説明やメモを書くことができますよ。」

生徒

「コメントって、どうやって書くんですか?ルールとかありますか?」

先生

「はい、書き方には種類があります。順番に見ていきましょう!」

1. コメントとは?

1. コメントとは?
1. コメントとは?

TypeScript(タイプスクリプト)におけるコメントとは、コードの中に自由に書けるメモのようなものです。コメントに書かれた文章はコンピューターが読み飛ばす部分なので、プログラムそのものの動きには影響しません。つまり「コードの説明書き」や「後で思い出すためのメモ」を安心して残せる仕組みです。

コメントがあることで、時間が経ってからコードを見返すときにも「なぜこの処理を書いたのか」「どんな意図があるのか」が一目でわかるようになります。特に初心者のうちは、自分自身へのメッセージとしてコメントを残しておくことで、理解が深まりやすくなります。

簡単な例を見てみましょう。


// この変数はユーザーの年齢を保存するためのもの
let age = 20;

console.log(age);

このように、ちょっとした説明でも書いておくと「何のための値なのか」がすぐ理解できます。コメントはプログラミングを助けてくれる心強いツールです。

2. コメントの書き方:1行コメント

2. コメントの書き方:1行コメント
2. コメントの書き方:1行コメント

TypeScriptで1行だけの短いメモを書きたいときは、//(スラッシュ2つ)を先頭につける方法を使います。この記号の右側に書いた文章はすべてコメントとして扱われ、プログラムの動作には影響しません。ちょっとした説明や、後で見返したときに思い出しやすくするための補足を書く際にとても便利です。

まずは、どのように書くのかシンプルな例を見てみましょう。


// ユーザーの年齢を設定する変数
let age = 20;

console.log(age);

// 右側に書くこともできます → console.log(age); // 年齢を表示

1行コメントは「そのコードが何をしているのか」を簡潔に伝えるのに向いています。特に初心者のうちは、細かい部分にも小さくメモを残しておくと、後になって読み返すときに理解がずっと楽になります。書きすぎる必要はありませんが、必要と思ったところに自然に添えるのがポイントです。

3. コメントの書き方:複数行コメント

3. コメントの書き方:複数行コメント
3. コメントの書き方:複数行コメント

1行では書ききれない説明や、少し丁寧に背景を書いておきたいときには、/* 〜 */(スラッシュとアスタリスク)で囲む複数行コメントを使います。この記号ではさまれた部分は、何行にわたっていてもすべてコメントとして扱われ、プログラムの動作には影響しません。

たとえば、処理の目的や流れをまとめて書いておきたいときに便利です。次のサンプルを見てみましょう。


/*
このコードはユーザーの年齢を判定して、
21歳以上ならお酒が飲めると表示します。
それ以外のときは「未成年」として扱います。
*/
let age = 22;

if (age >= 21) {
    console.log("お酒が飲めます");
} else {
    console.log("未成年のため、お酒は飲めません");
}

このように、少し長めの説明を先頭にまとめて書いておくと、あとからコードを読んだときに「このブロックは何をしているのか」が一目でわかるようになります。特にTypeScriptの学習を始めたばかりの頃は、自分向けのメモとして処理の意味を書き残しておくと復習しやすくなります。

複数行コメントは、仕様のメモや注意点、他の人に伝えておきたい補足などを整理して書くのにぴったりです。1行コメントでは足りないと感じたら、「ここは重要な説明をまとめておこう」という感覚で、/* 〜 */の複数行コメントを使ってみてください。

4. 1行コメントと複数行コメントの使い分け

4. 1行コメントと複数行コメントの使い分け
4. 1行コメントと複数行コメントの使い分け

TypeScriptでは、同じ「コメント」でも役割によって使い分けると、コードがぐっと読みやすくなります。ざっくり言うと、短いメモには1行コメントまとまった説明には複数行コメントというイメージです。

  • 1行コメント(//):1つの変数や1行の処理に対する簡単な説明を書きたいときに使う。
  • 複数行コメント(/* */):処理全体の目的や流れをまとめて書きたいとき、注意点を残したいときに使う。

実際の使い分けを、簡単なサンプルで確認してみましょう。


/*
このブロックでは、ユーザー情報を準備してから
画面にメッセージを表示するまでの一連の流れをまとめています。
*/

// ユーザー名を設定(1行コメントでピンポイントに説明)
let userName = "山田";

// 年齢を設定
let age = 25;

// あいさつメッセージを表示
console.log("こんにちは、" + userName + "さん");

// 条件に応じてメッセージを切り替え
if (age >= 20) {
    console.log("成人です");
} else {
    console.log("未成年です");
}

この例では、最初に複数行コメントで「このコード全体は何をするのか」を説明し、そのあとで必要に応じて1行コメントで細かい補足を書いています。このように、

  • 全体の目的や背景 → 複数行コメントでまとめる
  • 変数や条件分岐など、特定の1行 → 1行コメントでサッと説明

という使い分けを意識すると、TypeScriptのコードが初めての人でも理解しやすい読みやすいソースコードになります。自分が後から読み返したときや、他の人がレビューするときのことを想像しながら、「ここは1行で十分か?」「少し丁寧に背景を書いたほうがいいか?」と考えてコメントを選ぶのがおすすめです。

5. コメントを使った具体例

5. コメントを使った具体例
5. コメントを使った具体例

それでは、コメントを実際に使ったサンプルコードを見てみましょう。


// 年齢を設定する
let age = 18;

/*
年齢が21歳以上なら、
「お酒が飲めます」と表示する
*/
if (age >= 21) {
    console.log("お酒が飲めます");
} else {
    console.log("未成年のため、お酒は飲めません");
}

このように、処理の流れをコメントで補足することで、読みやすくなり、後から見返しても理解しやすくなります。


未成年のため、お酒は飲めません

6. コメントを書くときの注意点

6. コメントを書くときの注意点
6. コメントを書くときの注意点

コメントはとても便利ですが、書きすぎたり、古くなった情報をそのままにしておくと逆に混乱の原因になります。以下のポイントを意識して使いましょう。

  • 簡潔に書く:長文にしすぎず、要点だけをまとめる。
  • 最新の状態に保つ:コードを変更したら、コメントも見直す。
  • 明確に書く:「これはテスト用」などの意味が伝わるように。

7. コメントを使わないほうが良いケースもある?

7. コメントを使わないほうが良いケースもある?
7. コメントを使わないほうが良いケースもある?

実は、コメントに頼りすぎるのではなく、わかりやすいコードを書くことも大切です。たとえば、calculateTax()という関数名なら、税金を計算する処理だと分かります。このように、コメントを書かなくても意味が伝わるコードを心がけましょう。

しかし、初心者のうちは「なぜこの処理を書いたのか」をメモする目的でコメントを書くのはとても良い練習になります。

8. コメントアウトとは?

8. コメントアウトとは?
8. コメントアウトとは?

「コメントアウト」とは、コードの一部を一時的に実行されないようにするテクニックです。たとえば、実験的なコードを一時的に無効にしたいときに使います。


// console.log("この行は実行されません");

このようにコメントアウトすることで、コードを消さずにテストできます。

まとめ

まとめ
まとめ

TypeScriptにおけるコメントの使い方をしっかりと理解することは、初心者がプログラムを読み書きする上で非常に重要です。コメントはプログラムの動作には直接影響を与えないものの、可読性を高めたり、コードの意図を伝えたりするうえで欠かせない存在です。//を使った1行コメントは、簡潔な説明や変数の意味などを記載するのに適しています。一方、/* */を使う複数行コメントは、長めの処理や注意点などを丁寧に記録する際に便利です。

また、TypeScriptにおけるコメントアウトの活用は、テストや一時的な無効化などにおいて非常に有効です。特に初心者のうちは、「とりあえず消さずに様子を見たい」ときにこの手法を使えば安心してコーディングを進めることができます。さらに、関数やロジックを理解しやすくするために、目的に応じたコメントの使い分けを意識することが、良い習慣につながります。

ただし、コメントは多すぎても、古いまま放置されても逆効果になります。常にコードとの整合性を保ち、「今のコードにとって本当に必要な補足かどうか」を考えながら書くようにしましょう。最終的にはコメントがなくても理解できるような自己説明的なコードを目指すのが理想ですが、まずはコメントを通して処理の意図を明確にすることが大切です。

コメントの使い方を実践で確認しよう


// 名前と年齢を設定する
let name: string = "さくら";
let age: number = 19;

/*
年齢によって表示を変える。
20歳未満なら警告メッセージを出す。
*/
if (age < 20) {
    console.log(name + "さんは未成年です");
} else {
    console.log(name + "さんは成人です");
}

// 以下はデバッグ用の出力(今は無効化)
/*
console.log("年齢チェック完了");
*/

上記の例では、//を使って簡潔に説明を加えたり、/* */で複数行の処理内容をまとめて説明したりしています。また、デバッグ用の行をコメントアウトして一時的に無効化することで、必要に応じて後から復元できるようにしています。このような書き方を日常的に取り入れることで、読みやすく管理しやすいコードが自然と身につきます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「コメントって、単なるメモかと思ってましたが、すごく役に立つんですね!」

先生

「そうですね。特にチーム開発では、他の人があなたのコードを読むことも多いので、意図を伝える手段として重要なんですよ。」

生徒

「1行コメントと複数行コメントはどう使い分けるのがいいですか?」

先生

「短い説明や変数の意味などは1行コメント、処理の流れや注意点など、少し長めに伝えたいことがある場合は複数行コメントにすると良いですね。」

生徒

「コメントアウトも便利そうですね。失敗しても安心して試せそうです。」

先生

「その通りです。試行錯誤の中でコメントを上手に活用して、理解を深めていってくださいね。」

この記事を読んだ人からの質問

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プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

TypeScriptでコメントを書く意味は何ですか?

TypeScriptにおけるコメントとは、コードの中に説明やメモを書いて、自分や他の開発者が後から見たときに内容を理解しやすくするためのものです。コメントはプログラムの動作には影響しません。
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