JavaScriptの数値型(Number型)の基本と使い方を解説
生徒
「先生、JavaScriptで数字を扱うときって、どんな書き方をすればいいんですか?」
先生
「いい質問ですね。JavaScriptでは、数値を扱うときに“Number型(ナンバー型)”というデータ型を使います。」
生徒
「Number型って、整数とか小数とかも扱えるんですか?」
先生
「もちろんです。JavaScriptでは、整数も小数もすべてNumber型として扱います。それでは、基本的な使い方を見ていきましょう!」
1. JavaScriptのNumber型とは?
JavaScriptのNumber型(ナンバー型)は、数値を扱うための基本的なデータ型です。たとえば、10や3.14のような数値をそのまま書くことができます。
他のプログラミング言語では「整数型(int)」と「小数型(float)」を分けることがありますが、JavaScriptでは両方ともNumber型として統一されています。
let num1 = 10; // 整数
let num2 = 3.14; // 小数
console.log(num1);
console.log(num2);
10
3.14
このように、特別な書き方をしなくても数値を扱うことができます。
2. 数値の演算(たし算・ひき算・かけ算・わり算)
JavaScriptでは、数値の計算もとても簡単です。小学校で習うような「+」「−」「×」「÷」の記号をそのまま使います。
let a = 8;
let b = 2;
console.log(a + b); // 足し算(10)
console.log(a - b); // 引き算(6)
console.log(a * b); // 掛け算(16)
console.log(a / b); // 割り算(4)
10
6
16
4
このように、JavaScriptでは電卓のように数値を簡単に操作できます。
3. 剰余(余り)と累乗(べき乗)
数値計算でよく使われるのが「剰余(じょうよ)」と「累乗(るいじょう)」です。
剰余とは、割り算の余りを求める演算で、記号は「%」です。累乗は「**」で表します。
let x = 10;
let y = 3;
console.log(x % y); // 割り算の余り(1)
console.log(x ** y); // 10の3乗(1000)
1
1000
このように、複雑な計算もシンプルに書けるのがJavaScriptの魅力です。
4. Numberオブジェクトを使った数値操作
JavaScriptには、数値をより便利に扱うための「Numberオブジェクト」があります。これを使うと、数値の最小値・最大値などを調べることができます。
console.log(Number.MAX_VALUE); // JavaScriptで扱える最大の数
console.log(Number.MIN_VALUE); // JavaScriptで扱える最小の数
console.log(Number.isInteger(10)); // 整数かどうかを判定
console.log(Number.isInteger(3.5)); // 整数でない場合
1.7976931348623157e+308
5e-324
true
false
「isInteger()」メソッドを使うと、値が整数かどうかを簡単に調べられます。たとえば、整数だけを入力してほしい場面などで便利です。
5. 文字列を数値に変換する(parseIntとparseFloat)
ユーザーから入力された値は文字列(String型)になっていることがよくあります。そのままでは計算できないので、「数値に変換」する必要があります。
そのときに使うのが「parseInt()」と「parseFloat()」です。
let text1 = "100";
let text2 = "3.14";
console.log(parseInt(text1)); // 整数に変換
console.log(parseFloat(text2)); // 小数に変換
100
3.14
parseInt()は整数部分だけを取り出し、parseFloat()は小数点を含む数値として変換します。
6. NaN(Not a Number)とは?
数値に変換できない文字を無理に変換しようとすると、「NaN(Not a Number)」という特別な値になります。これは「数値ではありません」という意味です。
let result = parseInt("abc");
console.log(result); // NaNが表示される
NaN
NaNは数値のように見えて実は「計算できない値」です。判定するときは「isNaN()」関数を使います。
console.log(isNaN(result)); // true(数値ではない)
true
もしユーザーが文字を入力しても、isNaN()を使えば「数値として正しいかどうか」をチェックできます。
7. 数値を指定した小数点以下で丸める(toFixed)
小数点以下の桁数を指定して表示したい場合は、「toFixed()」メソッドを使います。たとえば、金額や平均値などの計算結果をきれいに整えたいときに便利です。
let price = 123.4567;
console.log(price.toFixed(2)); // 小数点以下2桁まで表示
123.46
このようにすると、四捨五入して「123.46」となります。見た目を整えたいときによく使われます。
8. 無限大(Infinity)について
JavaScriptでは、0で割り算をすると「Infinity(インフィニティ)」という特別な値が返ります。これは「無限大」を意味します。
console.log(10 / 0);
Infinity
プログラムでエラーになるわけではなく、「無限大」という結果として扱われます。数値として存在することを覚えておくと便利です。
9. まとめ:Number型を理解すれば計算がもっと自由に!
JavaScriptのNumber型は、日常で使う計算をそのままプログラムに書ける便利な仕組みです。整数も小数も同じ型で扱えるため、初心者でもすぐに慣れることができます。
次に進むときは、文字列と数値を組み合わせた操作なども練習してみると、さらに理解が深まります。