カテゴリ: JavaScript 更新日: 2025/11/30

JavaScriptのMathオブジェクトの基本メソッド一覧と使い方

JavaScriptのMathオブジェクトの基本メソッド一覧と使い方
JavaScriptのMathオブジェクトの基本メソッド一覧と使い方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、JavaScriptで計算するときに、いろんな関数があるって聞いたんですけど、どうやって使うんですか?」

先生

「いいところに気づきましたね!JavaScriptにはMath(マス)という便利なオブジェクトがあって、数値の計算に関する機能がたくさん用意されています。」

生徒

「オブジェクトっていうのは、データとそれを操作する関数が一緒になったものでしたよね?」

先生

「その通りです!では、Mathオブジェクトでよく使う基本的なメソッドを一緒に見ていきましょう。」

1. Mathオブジェクトとは?

1. Mathオブジェクトとは?
1. Mathオブジェクトとは?

Mathオブジェクトは、JavaScriptで数学的な計算を行うための特別なオブジェクトです。四捨五入、絶対値、最大値、最小値、ランダムな数の生成など、便利なメソッドがたくさんあります。

例えば、「10の平方根(ルート)」を求めるには、次のように書きます。


console.log(Math.sqrt(10));

3.1622776601683795

このように、Mathオブジェクトは直接使える「標準オブジェクト」で、newで作る必要はありません。

2. 四捨五入・切り上げ・切り捨てのメソッド

2. 四捨五入・切り上げ・切り捨てのメソッド
2. 四捨五入・切り上げ・切り捨てのメソッド

小数点を扱うときによく使うのが「四捨五入」や「切り上げ」「切り捨て」です。これらはそれぞれ次のメソッドで行います。

  • Math.round(x):四捨五入
  • Math.ceil(x):切り上げ
  • Math.floor(x):切り捨て

console.log(Math.round(4.6)); // 四捨五入
console.log(Math.ceil(4.1));  // 切り上げ
console.log(Math.floor(4.9)); // 切り捨て

5
5
4

たとえば、お会計のときに「100円未満を切り捨てる」などの処理をしたい場合にもよく使われます。

3. 絶対値を求める:Math.abs()

3. 絶対値を求める:Math.abs()
3. 絶対値を求める:Math.abs()

Math.abs()は、数値の絶対値(符号を取り除いた値)を返します。絶対値とは、マイナスをなくした正の数のことです。


console.log(Math.abs(-10));
console.log(Math.abs(5));

10
5

たとえば、「距離」や「差」を求めるときには、マイナスにならないように絶対値を使うことがよくあります。

4. 最大値・最小値を求める:Math.max() と Math.min()

4. 最大値・最小値を求める:Math.max() と Math.min()
4. 最大値・最小値を求める:Math.max() と Math.min()

複数の数の中から一番大きいもの・小さいものを求めるときは、Math.max()Math.min()を使います。


console.log(Math.max(10, 20, 5)); // 最大値
console.log(Math.min(10, 20, 5)); // 最小値

20
5

たとえば「テストの最高点」や「最安値」を調べるときなどに使えます。配列と組み合わせるとさらに便利ですが、今回は基本的な使い方だけにとどめます。

5. べき乗・平方根を求める:Math.pow() と Math.sqrt()

5. べき乗・平方根を求める:Math.pow() と Math.sqrt()
5. べき乗・平方根を求める:Math.pow() と Math.sqrt()

Math.pow(x, y)は「xのy乗」を計算し、Math.sqrt(x)は「xの平方根(ルート)」を求めます。


console.log(Math.pow(2, 3));  // 2の3乗
console.log(Math.sqrt(16));   // √16

8
4

数学でいう「2の3乗(2×2×2)」や「√16(4)」を簡単に計算できるのが特徴です。

6. ランダムな数を作る:Math.random()

6. ランダムな数を作る:Math.random()
6. ランダムな数を作る:Math.random()

Math.random()は、0以上1未満のランダムな数を返します。たとえば、サイコロやガチャのような乱数を使う処理でよく利用されます。


console.log(Math.random());

0.5834927150432967

毎回違う値が出るのが特徴です。整数が欲しい場合は、Math.floor()と組み合わせることで指定範囲の整数を作れます。


let dice = Math.floor(Math.random() * 6) + 1;
console.log(dice);

4

この例では、1〜6のランダムな整数を出しています。サイコロを振るようなイメージですね。

7. 円周率などの定数を使う:Math.PI

7. 円周率などの定数を使う:Math.PI
7. 円周率などの定数を使う:Math.PI

Math.PIは、円周率(3.1415926535...)を表す定数です。たとえば、円の面積や円周を求めるときに使います。


let radius = 5;
let area = Math.PI * Math.pow(radius, 2);
console.log(area);

78.53981633974483

このように、Mathオブジェクトには便利な定数も含まれています。Math.E(自然対数の底)などもありますが、初心者のうちはMath.PIを覚えておけば十分です。

8. Mathオブジェクトでできること一覧

8. Mathオブジェクトでできること一覧
8. Mathオブジェクトでできること一覧

ここまで紹介した内容を一覧にまとめると次のようになります。

メソッド名 説明
Math.round(x)四捨五入Math.round(4.6) → 5
Math.ceil(x)切り上げMath.ceil(4.1) → 5
Math.floor(x)切り捨てMath.floor(4.9) → 4
Math.abs(x)絶対値Math.abs(-7) → 7
Math.max(a, b, ...)最大値Math.max(1, 5, 3) → 5
Math.min(a, b, ...)最小値Math.min(1, 5, 3) → 1
Math.pow(x, y)べき乗Math.pow(2, 3) → 8
Math.sqrt(x)平方根Math.sqrt(16) → 4
Math.random()ランダムな数Math.random() → 0〜1未満
Math.PI円周率Math.PI → 3.1415926535...

これらのメソッドを覚えておくと、JavaScriptでの数値操作がとてもスムーズになります。

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