JavaScriptのNumber型の最大値・最小値を確認する方法
生徒
「先生、JavaScriptのNumber型ってどれくらい大きな数や小さな数まで扱えるんですか?」
先生
「それはとても良い質問です。JavaScriptにはNumber型という数値専用の型があります。最大値や最小値は特別なプロパティで確認できます。」
生徒
「特別なプロパティって何ですか?」
先生
「Numberオブジェクトに用意されているNumber.MAX_VALUEとNumber.MIN_VALUEのことです。」
生徒
「なるほど。具体的にはどうやって使うんですか?」
先生
「では、基本的な使い方を例で見てみましょう。」
1. Number型の最大値とは?
JavaScriptのNumber.MAX_VALUEは、Number型で表現できる最も大きな正の数値です。この値を超える数値を扱うと、自動的にInfinityになります。
console.log(Number.MAX_VALUE);
console.log(Number.MAX_VALUE * 2); // Infinity
1.7976931348623157e+308
Infinity
上の例では、Number.MAX_VALUEを2倍にすると、計算結果はInfinityになります。これはJavaScriptがこれ以上大きな数値を表現できないためです。
2. Number型の最小値とは?
一方、Number.MIN_VALUEはNumber型で表現できる正の最小の数値です。0に非常に近い値ですが、0ではありません。
console.log(Number.MIN_VALUE);
console.log(Number.MIN_VALUE / 2); // 0に近い値
5e-324
0
Number.MIN_VALUEをさらに小さくすると、JavaScriptでは0として扱われます。非常に小さな正の数値を扱うときに重要な値です。
3. 正の最大値・負の最小値の扱い方
Number型では、負の数の場合も考えられます。最大の負の値は-Number.MAX_VALUE、最小の負の値は-Number.MIN_VALUEとして扱えます。
console.log(-Number.MAX_VALUE); // 非常に大きな負の数
console.log(-Number.MIN_VALUE); // 0に近い負の数
-1.7976931348623157e+308
-5e-324
このように、正の数だけでなく負の数の範囲もNumber型で確認できます。
4. 最大値・最小値を使った計算例
最大値や最小値を使うと、数値の範囲チェックや初期値設定に便利です。
let numbers = [10, 500, -300, 10000];
let max = -Number.MAX_VALUE;
let min = Number.MAX_VALUE;
for (let num of numbers) {
if (num > max) max = num;
if (num < min) min = num;
}
console.log(max); // 10000
console.log(min); // -300
10000
-300
初期値に-Number.MAX_VALUEやNumber.MAX_VALUEを設定することで、どんな数値が来ても正しく最大値・最小値を判定できます。
5. 注意点
Number.MAX_VALUEやNumber.MIN_VALUEを使うときの注意点は次の通りです。
- Number.MAX_VALUEを超えるとInfinityになります。
- Number.MIN_VALUEより小さい値は0として扱われます。
- 負の値を扱う場合は符号を意識して設定する必要があります。
これらを理解しておくと、非常に大きな数や小さな数を扱うときにエラーを防ぐことができます。