カテゴリ: JavaScript 更新日: 2026/01/26

JavaScriptのイベント処理とは?基本概念と仕組みをやさしく解説

JavaScriptのイベント処理とは?基本概念と仕組みをやさしく解説
JavaScriptのイベント処理とは?基本概念と仕組みをやさしく解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、JavaScriptのイベント処理って何ですか?聞いたことはあるけど、よくわからなくて…」

先生

「イベント処理とは、ユーザーがボタンをクリックしたり、文字を入力したりしたときに、プログラムが反応して処理を行う仕組みのことです。」

生徒

「クリックとか入力したら反応するってことですか?」

先生

「そうです。例えば、ボタンを押したらメッセージが表示される、マウスを動かしたら画面に何かが表示される、そんな動きです。」

生徒

「なるほど。でもどうやってJavaScriptでそれを作るんですか?」

先生

「JavaScriptではイベントリスナーという仕組みを使います。イベントリスナーは、『この要素に何かが起きたら、この処理をしてください』とプログラムに伝えるものです。」

1. イベント処理の基本概念

1. イベント処理の基本概念
1. イベント処理の基本概念

JavaScriptのイベント処理は、ユーザーの操作やブラウザの状態の変化に応じて、特定の処理を自動で行う仕組みです。例えば、ボタンをクリックしたらアラートを表示する、ページが読み込まれたら初期値をセットする、といったことが可能です。

このとき使うのが「イベント」と「イベントリスナー」です。イベントとは、ユーザーの行動やブラウザの動きのことを指します。クリック、マウス移動、キー入力、ページ読み込みなどがイベントの例です。イベントリスナーは、そのイベントが起こったときに呼ばれる関数(処理)のことです。

2. 代表的なイベントの種類

2. 代表的なイベントの種類
2. 代表的なイベントの種類

JavaScriptでよく使われるイベントの種類をいくつか紹介します。

  • click:ボタンやリンクがクリックされたとき
  • input:テキスト入力やフォームに値が入力されたとき
  • mouseover:マウスが要素に乗ったとき
  • keydown:キーを押したとき
  • load:ページや画像が読み込まれたとき

イベントはこのようにユーザーの操作やブラウザの状態に合わせて発生します。次に、実際にどうやって処理を書くかを見ていきましょう。

3. イベントリスナーの使い方

3. イベントリスナーの使い方
3. イベントリスナーの使い方

JavaScriptではaddEventListenerという関数を使って、イベントに反応する処理を設定します。例えば、ボタンをクリックしたらメッセージを表示する例です。


const button = document.getElementById("myButton");

button.addEventListener("click", function() {
  alert("ボタンがクリックされました!");
});

このコードでは、myButtonというIDを持つボタン要素を取得し、クリックされたときにアラートを表示する処理を設定しています。

4. イベントリスナーのメリット

4. イベントリスナーのメリット
4. イベントリスナーのメリット

イベントリスナーを使うと、HTML側に直接onclick属性を書かなくても、JavaScriptで自由に処理を追加できます。これにより、HTMLとJavaScriptの役割を分けて、コードを整理しやすくなります。

さらに、一つの要素に複数のイベント処理を追加できるので、拡張性の高いプログラムが作れます。

5. イベントオブジェクトについて

5. イベントオブジェクトについて
5. イベントオブジェクトについて

イベントリスナーに渡される関数には、通常eventオブジェクトが自動で渡されます。このオブジェクトを使うと、どのキーが押されたか、マウスの位置はどこか、などの情報を取得できます。


document.addEventListener("keydown", function(event) {
  console.log("押されたキー:", event.key);
});

上記では、どのキーが押されたかをコンソールに表示しています。イベントオブジェクトを活用すると、より細かい条件で処理を制御できます。

6. よく使うイベント処理の例

6. よく使うイベント処理の例
6. よく使うイベント処理の例

いくつか簡単な例を紹介します。

マウスオーバーで文字色を変える例:


const text = document.getElementById("myText");

text.addEventListener("mouseover", function() {
  text.style.color = "red";
});

text.addEventListener("mouseout", function() {
  text.style.color = "black";
});

フォーム入力時に文字数を表示する例:


const input = document.getElementById("myInput");
const count = document.getElementById("charCount");

input.addEventListener("input", function() {
  count.textContent = "文字数: " + input.value.length;
});

7. イベント処理の注意点

7. イベント処理の注意点
7. イベント処理の注意点

イベント処理を書くときの注意点もあります。特に大切なのは次の2つです。

  • 同じ要素に複数のイベントリスナーを追加すると、処理が重くなることがある
  • イベントバブリング(子要素で発生したイベントが親要素に伝わること)を理解しておく

必要に応じて、event.stopPropagation()でイベントの伝播を止めることもできます。

8. まとめに向けて

8. まとめに向けて
8. まとめに向けて

JavaScriptのイベント処理は、ボタンのクリックや入力などユーザーの操作に応じて、動的に処理を行うための基本仕組みです。addEventListenerを使うことで、HTMLを汚さずに自由に処理を追加でき、イベントオブジェクトを使えば詳細な情報を取得して処理を制御できます。

初心者の方は、まずはクリックや入力のイベントを試して、画面上で反応する動きを確認することから始めると理解が深まります。

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