JavaScriptで定数を定義する方法!変更されない変数の書き方と命名ルール
生徒
「JavaScriptで、ずっと変わらない値を使いたいんですけど、どうすればいいですか?」
先生
「それには定数というものを使います。定数とは、一度決めたらあとから変えられない値のことです。」
生徒
「定数って、変数とは違うんですか?」
先生
「そうですね。変数は途中で中身を変えられますが、定数は途中で変えることができません。詳しく見ていきましょう。」
1. JavaScriptにおける定数とは?
定数(ていすう)とは、値が途中で変わらない変数のようなものです。たとえば「消費税率」や「最大値」など、ずっと同じ値を使いたい場面で使います。
JavaScriptでは、constというキーワードを使って定数を定義します。
const TAX_RATE = 0.1;
constと書くことで、その後TAX_RATEの値を変えることができなくなります。
2. 定数の使い方を例で理解しよう
たとえば、商品の価格に消費税を加えるような場面で定数を使うとわかりやすくなります。
const TAX_RATE = 0.1;
let price = 1000;
let total = price + price * TAX_RATE;
console.log(total);
TAX_RATEは固定の値(0.1)なので、途中で変えることはできません。
3. constとletの違いを初心者向けに解説
constは定数、letは変数です。違いは「あとで値を変えられるかどうか」です。
const:一度決めたら変更できないlet:あとで値を変更できる
let score = 80;
score = 90; // OK
const maxScore = 100;
maxScore = 120; // エラーになる
このように、間違って値を変えてしまうのを防ぎたいときにconstを使います。
4. JavaScriptでの定数の命名ルール
定数の名前は、以下のようなルールを守るとわかりやすくエラーも減ります。
- 英単語の大文字で書く
- 単語の間はアンダースコア(
_)で区切る
たとえば、次のような定数名が一般的です。
const MAX_USER_COUNT = 100;
const API_URL = "https://example.com";
ただし、必ずしもすべての定数が大文字である必要はありません。constでもキャメルケースで書くことは可能ですが、特に「変更してはいけない値」は大文字の方がひと目でわかります。
5. 定数のメリットとは?初心者でも安心な理由
定数を使うと、次のようなメリットがあります。
- 間違って値を変更することがなくなる
- 重要な値をひと目で見つけやすい
- コードの意味が伝わりやすくなる
たとえば、「10」を直接書くよりも、
const MAX_RETRY = 10;
とした方が、「何の10なのか」がすぐに伝わります。
6. 定数はなるべく早く使いこなそう
プログラミングに慣れてくると、定数を使う場面がどんどん増えていきます。初心者のうちからconstを使う習慣をつけておくと、より安全で読みやすいコードが書けるようになります。
たとえば次のように、定数で重要な値をまとめておくと、変更も簡単でバグも起きにくくなります。
const TAX_RATE = 0.1;
const SHIPPING_FEE = 500;
const DISCOUNT = 0.05;
「値が途中で変わっては困るもの」は、まずconstで定義するように心がけましょう。
まとめ
JavaScriptにおける定数の役割や定義方法について振り返ると、定数はプログラムの中で「変わってほしくない値」をしっかり守るための非常に重要な仕組みであることがよく分かります。値を途中で変更できないという特性のおかげで、意図しない変更によるバグを防ぎ、コード全体の予測しやすさや安全性が高まります。特に、消費税率や送料、最大値、URLなど、プログラム内で何度も使われ、なおかつ変化しない値を扱う場面では、定数を使うことでコード全体の意味が非常に明確になります。
また、constとletの違いは初心者にとって重要な基礎知識です。letは値を更新できる変数で、状況に応じて変わる情報に適しています。一方でconstは「決めたら変えない値」を扱うための仕組みであり、開発中にうっかり変更してしまうミスを防ぎ、コードの読み手にも「この値は変更されない」という意図を明確に伝えることができます。この違いを理解して正しく使い分けられるようになると、JavaScriptの基礎がぐっと安定し、次のステップとなる関数やオブジェクト、処理の分岐などにもスムーズに進むことができます。
さらに、定数名の付け方にもルールやコツがあります。大文字とアンダースコア(_)を活用した書き方は、定数の存在を視覚的に分かりやすくし、変更してはいけない重要な値だということを即座に理解させてくれます。もちろんキャメルケースで記述することも可能ですが、一般的には大文字の方が定数としての意味が伝わりやすく、初心者でも扱いやすい命名方法です。こうした命名ルールを身につけることで、コードの読みやすさも向上し、チーム開発はもちろん、後日自分で見返したときにも理解が容易になります。
以下では記事全体の理解を深めるために、定数の使い方を整理したサンプルコードを紹介します。実際にどのように定数が使われるかを確認しながら、定数のメリットや意味をより具体的にイメージできるようになっています。
定数を活用したサンプルプログラム
// よく使う値を定数としてまとめる例
const TAX_RATE = 0.1; // 消費税率
const SHIPPING_FEE = 500; // 送料
const DISCOUNT = 0.05; // 割引率
let price = 1200; // 商品価格(変わる可能性があるので let)
let subtotal = price + SHIPPING_FEE;
let total = subtotal - subtotal * DISCOUNT + subtotal * TAX_RATE;
console.log("小計:" + subtotal);
console.log("割引後の合計:" + total);
// const の変更不可の例
/*
const MAX_VALUE = 100;
MAX_VALUE = 200; // エラーになる
*/
このサンプルでは、定数がどのようにコードを読みやすくし、処理の意図を明確にしているかがよくわかります。たとえば「0.1」と直接書くよりもTAX_RATEと書くほうが圧倒的に意味が伝わりやすく、計算式も理解しやすくなります。そして、定数としてまとめておけば、将来的に値が変わった場合でも定数の定義部分を修正するだけで全体に反映されるため、メンテナンス性も非常に高まります。
また、定数を使うメリットは「変更できない」という特徴だけではありません。プログラムの意図を明確にし、読み手に安心感を与える点でも役立ちます。例えば、MAX_RETRYやAPI_URLのように、プログラム全体で共通して利用する値を定数として扱うと、「これは絶対に変えない値だ」ということが名前から一目で分かります。これはコードを書く側にも読む側にも大きなメリットになります。
初心者のうちは「どこで定数を使えばいいのか」「どこを変数にすればいいのか」が迷いやすいポイントですが、基本的には「途中で値が変わらないもの」は定数として定義すると覚えておけば問題ありません。慣れてくると自然と「これは定数だな」「これは変数だな」という判断ができるようになります。
JavaScriptの学習を進めていく中で、定数を正しく使えるかどうかはコードの質を大きく左右します。今回学んだ内容を参考に、日頃からconstを積極的に使い、コードの安全性と読みやすさを高めていきましょう。
生徒
「定数って、ただ値が変わらないだけじゃなくて、意味を分かりやすくしたり、コードの安全性を高めたりするためにも大事なんですね!」
先生
「その通りです。特に大きなプログラムになるほど、定数の存在がとても役に立つんですよ。重要な設定値をひとまとめにしておけば、管理も楽になります。」
生徒
「const と let の違いもよく分かりました!途中で変わる値は let、固定したい値は const なんですね。」
先生
「そうです。そこをしっかり押さえておけば、変数まわりのトラブルはぐっと減りますよ。」
生徒
「今日のサンプルコードもすぐに真似できそうです!定数を使ってもっと読みやすいコードを書いてみます!」
先生
「とても良い心がけです。定数を上手に使えるようになると、どんなコードでも整理しやすくなるから、これからの学習にも必ず役立つよ。」